昨日の夕方にみえた患者さん(60代女性)の話です。
ここ何日か便秘気味で、昨日の朝トイレでいきんでた後に
急に記憶が飛んでしまったそうです。
ご家族の話だと、自分が今どこにいるのか、何をしていたかなど
全くわからない状態になってしまったそうです。
ただ、自分が誰かということや家族との関係などははっきりわかっています。
そして、仕事へ行かねばということもわかっていて、
その後なんともなかったので、仕事へ行ってしまったそうです。
(本来なら、この時点で病院へ行ったほうが良いですね)
その後はすっかり元に戻り、朝の30分ほどの記憶だけ飛んでいる状態です。
排便時のいきみで軽い脳血管障害が起きてしまい、短期記憶を司る
「海馬」のあたりに一時的な虚血が起こってしまったのではないか
と推測されます。
特に言語障害やシビレ、麻痺など何もないのですが、
施術はせずに脳神経外科への受診を勧めました。
その後、連絡をいただき、時間の関係で脳神経外科へは行けなかったが、
行きつけの内科を受診したところ、特に神経障害も出ていないとのことで、
様子を見てみましょうとのことでした。
とりあえずは一安心です。
念のため、今日にでも脳神経外科を受診されるようです。
排便時のいきみで、血圧が上がり脳血管障害が起こることが
あります。
割合としても、結構多いようです。
血圧も高くなく、危険因子としては年齢的なものぐらいでしたが、
十分な注意が必要ですね。
先日みえた脳梗塞後の患者さんも、トイレで息んだ後に
顔面の麻痺が出てしまったというケースでした。
他にも、いろいろと危険因子はありますが
特に血圧が高い方は、寒いトイレでのいきみは
十分にお気をつけください。





