自分でボキボキ鳴らしたりしてませんか?

よく自分で首や腰をひねって「ポキッ」とやっている方、見かけますよね。
これが良いのか、良くないのかと言うお話ですが、こんな風に話題にするぐらい
ですので、大体予測はつくと思いますが、、、絶対によくありません! でも、日常的に自分でボキボキ鳴らしている方、非常に多いですよね。
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(画像はネットより)
では、これがなぜ良くないのかと言うと、
ボキボキやっていると、背骨を支えている靭帯が緩んでしまい、
その緩んだ部分は不安定になっていきます。
身体はその不安定さを解消するために、筋肉を硬くして安定化を図ろうとします。
そうすると、自覚症状としてのコリ感など感じやすくなるわけです。
そこで、またいつものようにボキッとやってしまう。
ボキッと鳴ると、ストレッチ効果もありますし、爽快感と共に一時的には筋肉も緩むので、
楽になった感じはしますが、鳴らせば鳴らすほど、靭帯の不安定さは増していきますので、
結果として筋肉はまた硬くなっていくわけです。
そして、鳴らせば鳴らすほど、また鳴らしたくなってしまうという悪循環にはまります。
また自分で鳴らしていなくても、適切でないハードな矯正や強いマッサージを
長期に渡って受け続けている方も、同じ傾向にあるように思います。
(ボキッとやる矯正でも的確にやる分には問題ありません)
このような状態だと、バランスも悪く、動きがおかしくなっているのももちろんですし、
筋肉も異常に硬い状態にあります。
で、その悪循環が続けば、関節の変形などにもつながりやすくなってしまいます。
では、その悪循環を断ち切るにはどうしたらよいのでしょうか。
まずは、身体のバランスをしっかりと整えてあげることは重要になります。
身体のバランスを整えることで、緩んでしまった靭帯もより回復しやすくなります。
靭帯の安定性が出てくれば、筋肉も無駄に硬くならずに済みます。
そうなると、鳴らしたいという衝動も起きにくくなってきます。
さらに、勢いをつけて鳴らさないよう我慢することも同時に必要になります。
悪循環が続いていた期間が長い人ほど、回復するのに時間がかかることも
ありますが、必ず断ち切ることができます。
心当たりのある方、まずは勢いをつけて鳴らすことを止めることから始めてみてください。

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