先日行った竹田城跡での話です。
ここ数年で急激に観光客が増えているとのこと。
ロープが張ってあったり、柵がしてあったりしたのですが、
以前はそんな柵などは無かったのかなあと思い、何気なく
ガイドのおじさんに聞いてみたら、非常に興味深い話をしてくれました。
今までは、それほど大きな問題にはならなかったそうですが、ここ数年、
観光客が劇的に増えたことで、山の自然な状態が崩れつつあるそうです。
自然な状態を保つという意味では、山にとっては外来種はあまり良くないとのことで、
靴の裏に付いている他地域の土や種など混ざることを好まないようです。
また、木から自然に落ちた胞子が踏み荒らされると、新しい芽が
育ちにくいという理由もあるそうです。
新しく植樹すれば良いということではなく、元々その山にある木から落ちた胞子から
自然に芽が出て育つ、これが理想なんだそうです。
なので、ロープを張ったりして、歩けるエリアを制限しているそうです。
また歩く部分もマットのようなものが敷いてありました。
そしてここ数年は、樹木医が定期的に山の状態をチェックをして、今までの
自然な状態を保存するべく様々な努力をしているとのことでした。
年に何十万人も人が訪れること自体、不自然なことなので大変な事だとは思いますが、
そんな中でも、いかに自然な状態に返してあげたらいいのかという部分で、なるべく
余分な事をしないようにしているとのことでした。
何だかヒトの身体に似てますね。
やはり身体も山も自然界の一部。
どちらも余計な事はしないほうが良いようです。
北川カイロプラクティックのホームページ
余計な事はしない
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