先日の記事に引き続き、外反母趾についてです。
今回は外反母趾と過剰回内のお話です。
外反母趾の方のほとんどに過剰回内という状態が見られます。
過剰回内については、以前の記事を参照ください。
過剰回内に伴い足の骨の結束は緩くなってしまい、中足骨が広がるので、
結果的に足の横幅は広くなります。
この時、ただ広がっているだけでなく、第1中足骨(赤丸印)は床から押し上げられ、
内側に反りかえりながら広がろうとします。
そして、その先にある母趾(青丸印)は地面に
押し付けられているので、逆に外反方向へ動きます。
(「足についての本当の知識」より)
そして、このような状態になると、母趾に付着する筋肉の走行と骨の成すベクトルが
変わってしまうので、より変位を大きくする方向へ働いてしまいます。
(「臨床足装具学」より)
これが過剰回内に由来する外反母趾のメカニズムです。
先の細い靴など、履物が原因とも言われますが、靴を履く習慣のない民族にも
外反母趾が見られることがあるそうです。
履物に関しては、悪化させる要因もしくはきっかけにはなると思いますが、
あくまでも2次的な問題であると思われます。
これらのことを踏まえて、外反母趾に対してどのようにアプローチをしたら
良いのでしょうか。
続きます。
北川カイロプラクティックのホームページ
外反母趾③
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