足の機能異常の原因知っていますか?

ヒトの祖先が直立二足歩行を獲得したのは、およそ1,000 万年前と言われています。そして、この直立二足歩行により、ヒトの足は生物学的に特殊化した器官となっています。

ヒトの足は26 個(種子骨を入れると28 個)の骨から構成され、筋肉によって動くようになっています。骨と筋肉とは靭帯(繊維状の組織)によって連結しています。

足はこの骨、筋肉、靭帯によってさまざまな動作が出来るようになっています。

また、足には3 つのアーチがあり、このアーチが足の弾力性を作り出し、すばらしい運動能力を発揮させているのです。

このアーチ構造は、直立二足歩行をする人類に固有のもので、四足歩行の動物はもちろん、チンパンジーなど類人猿にもありません。
またヒトの赤ちゃんにもアーチはありません。

アーチは、直立して大脳を発達させた人類特有の構造なのです。
ヒトの足は着地するときに、踵周りの骨や関節の仕組みが足の骨同士の結束を緩め、アーチ構造をたわませることで衝撃吸収を行います。(「柔らかい足」=回内)。

着地後、体を支え推進させるときには、踵周りの骨や関節の仕組みが足の骨同士の結束を強め、しっかりとしたアーチ構造を形成し(「硬い足」=回外)、テコの原理で効率よく蹴りだせる運動(並進運動)を作り上げます。

本来、ヒトはこの2 つの仕組みの切り替えを行い、歩行やランニングができるようになっているのです。

足の機能異常の原因としては過剰回内(オーバープロネーション)が圧倒的に多いと言われています。

通常、歩行時に踵(かかと)が着地する時に、その衝撃を吸収するために足は回内という動作を行います。またその回内の動きに伴いスネやフトモモは内旋方向へ動きます。

しかし、過剰回内の足ではこの回内の動きがより大きくなります。つまり、過剰な動きが生じてしまうのです。そうすると、私たちの体はその過剰な動きを抑えようと多くの筋肉を収縮させます。そのために足が疲れやすくなったり、慢性の障害が起こりやすくなったりするのです。

さらに、この過剰な動きは骨盤を伝わり背骨にまで伝わりますので、その影響は足だけでなく背骨にまで及びます。

過剰回内になった足は踵周りの骨や関節が動き過ぎ、適切なタイミングで「柔らかい足」から「硬い足」へ切り替わることができない状態となってしまいます。

現代人の8 割以上が過剰回内といわれる昨今、人の足が持つ本来の役割、「柔らかい足」から「硬い足」への切り替え(回内運動・回外運動)ができる機能を取り戻すことが非常に重要になります。

そして、その機能を取り戻す助けになるツールが「機能的インソール」なのです。

機能的インソールとは?

機能的インソールは、骨の変形や不整列、筋肉の機能不全などの原因によって起こる不適切な歩行パターンを正したり、それに伴う下肢の傷み等の緩和を目的とした、靴の中に入れて使う装具のことをいいます。機能的インソールは、足の構造を変えるのではなく、足から体にかかる異常な力をコントロールして、足が本来持つ機能を回復させるものです。機能的インソールにより、足から体に加わる不安定な力を減らして体と足から安定させ、またカイロプラクティックの施術により、関節と筋肉に本来の機能を回復させることで、様々な諸症状を効果的に改善させることが出来ます。

この機能的インソールと靴屋さんやスポーツ店などで扱っている中敷きとでは機能が全く違います。中敷きは靴の履き心地を良くしたり、クッション性を高めるために使われるものが多いですが、機能的インソールは足が本来備えている衝撃吸収性の回復をはじめとする足の機能改善を目的とし、足を起点とする全身の構造的バランスを安定的に保持させるものなのです。当オフィスでは、スーパーフィートSUPERfeet 社製の機能的インソールを取り扱っております。

スーパーフィートはアメリカの足病学とバイオメカニクスの理論を基に、足がよりよく機能するように設計されています。また、さらにコントロール性を高めるために、石膏を使って足の型をとってフルオーダーで製作するノースウェスト社製の医療用足底板も製作いたします。

過剰回内が主な要因の症状

足底筋膜炎
PLANTAR FASCIITIS

症状

踵の痛み(特に朝の起床時)
アーチと足底部に沿った痛み
長期的な炎症が続くと踵骨棘を発症するケースがある
踵骨棘:踵の足底筋膜付着部に繰返し加わったストレスによって発生する骨の突起

一般的な原因

足部の過剰回内運動によるアーチの落ち込み
下腿三頭筋の柔軟性の欠如

外反母趾
BUNIOS

症状

足の親指の付け根(母趾球周辺)の炎症と変形
足の親指の付け根(母趾球周辺)の動作範囲の減少

一般的な原因

足部の過剰回内運動
関節の刺激や変形を進行させるようなフィッティングが不適切なフットウェアの使用

シンスプリント
SHIN SPLINTS

症状

すねの内側に痛みや違和感がある
着地時の衝撃が違和感の原因となることが多い

一般的な原因

足部の過剰回内運動と過度な練習による過負荷(距離・坂・速度などの増加)
下腿筋肉の柔軟性不足
硬い路面でのランニング(アスファルト・コンクリートなど)

アキレス腱炎
ACHILLES TENDINITIS

症状

踵の後部に痛み、または焼けるような感覚、あるいはその両方

一般的な原因

足部の過剰回内運動によるアキレス腱の疲労や負荷の増加
ふくらはぎとハムストリングの柔軟性の欠如

腸脛靭帯症候群
IT(ILIOTIBIAL)BAND SYND

症状

膝の外側に沿って痛む
通常は走行中に痛みが増す

一般的な原因

足部の過剰回内運動による筋肉の弛緩
弛緩が大腿骨頭部の摩擦による不快感をひきおこす
湾曲した脚はリスクが上昇

モートン病
MERTON'S NEUROMA

症状

前足部、しばしばつま先の間に焼けるような痛みがある
第 3・第 4 中足骨の間が最も頻繁に痛む(つま先の間で痛みが広がることもある)

一般的な原因

前足部側面の圧迫
不適切なフットウェア(例えば幅が狭い、またはつま先部分に余裕のないシューズ、あるいはその両方)による症状の進行
足部の過剰回内運動による中足骨とつま先の間を通る神経への刺激

中足骨痛症
METATARSALGIA

症状

前足部底面の軟部組織の痛み
前足部の痛みや圧痛

一般的な原因

足部の過剰回内運動による前足部周
辺の異常な圧力

膝蓋大腿骨ストレス症候群
PATTELA FEMORAL STRESS SYND

症状

運動中の膝の痛み、または違和感、あるいはその両方がある

一般的な原因

不安定な膝の動きを制御するために起こる腱と靭帯の疲労
足部のspan class="red">過剰回内運動にともなう負荷の増加
ふくらはぎとハムストリングの柔軟性の欠如

ハンマートゥ
HAMMER TOES

症状

つま先の関節の拘縮(2 番目の関節が最も一般的)
シューズとの摩擦によるつま先の魚の目、あるいはタコ、またはその両方

一般的な原因

足部の過剰回内運動
ある種の関節炎、遺伝形質および神経学的な要因
つま先を掴んで足部を安定させようとする動作

メニュー

インソールのみの場合(当院でカイロプラクティックを受けていない方)は、他にバイオメカニクス検査代として、インソール代とは別に初回料3,000 円が必要となります。

バイオメカニクス検査をすることで、あなたの足の状態をしっかりと把握し、より身体にあったインソールを選ぶことができます。また靴についてのアドバイスやあなたに合わせた生活におけるアドバイス、ストレッチ指導などもいたします。

主な取り扱いラインナップ

カスタムフィットシリーズ

【カスタムブラック:10,000円(税抜)】
スポーツシューズからカジュアルシューズまで、薄くて軽い汎用性に優れたモデル。
成形時間:約15分

【カスタムカーボンオールシーズンシン:16,000円(税抜)】
カーボン素材を含有したカスタムモデル。硬度の高さが究極のサポートと衝撃吸収性を実現。
成形時間:約15分

トリムフィットシリーズ(既製品)

【ブラック:4,800円(税抜)】
薄くて、軽いモデル。内容積の小さいタイトなシューズにも適応、柔軟なサポート力で様々なタイプの足を適正にコントロール。

【カーボン:6,000円(税抜)】
カーボン素材を配合した、硬質スタビライザーを採用。より高いレベルでのパフォーマンスをめざすアスリートにおすすめ。薄型最軽量ハイパフォーマンスモデル。

サンダルOUTSIDE

【BISON(男性用):8,800円(税抜)】
SUPERfeetの機能性サンダル。レース後のコンディションニング、キャンプやプールサイドの楽しいひと時に。

【BERMUDA(女性用):8,800円(税抜)】
SUPERfeetの機能性サンダル。レース後のコンディションニング、キャンプやプールサイドの楽しいひと時に。

チルドレンズOTC(Northiwest)

【4,200円(税抜)】
7段階のサイズ別に色分けされたカラフルなオーソティックは、子供のためのオーソティックとして欠かすことのできない要素で構成されています。足の健康と治療に取り組む専門家のみは扱うことのできるチルドレンズOTCは、オーソティックを使用した子供のための治療における新しいスタンダードです。

その他のモデルやソックスについても取り扱い可能です。
また、チーム単位での導入についてもご相談ください。

関連記事

  1. 2016.06.14

    靴について②
  2. 2016.09.02

    靴の減り方
  3. 2016.05.02

    お子さんの足
  4. 2016.03.30

    過剰回内とは
  5. 2016.07.20

    サンダル
  6. 2016.11.04

    タコが消えた
  7. 2009.03.13

    上履き
  8. 2016.06.11

    靴について①