靴の選び方1

この時期、お子さんの入園や入学を控えて、上履きの購入を考えている方も多いと思います。
この上履きですが、靴についての勉強をすると、いわゆる普通の上履き(バレーシューズのようなやつです)が、足にとってあまりよろしくないということがわかってきます。
うちの上の子も4月から小学生。
幸い上履きに関しては、細かい規定などないようなので、いろいろと探してみました。
昔と違ってメーカーもいろいろと考えているようで、最近はいろいろと良い物が出てきています。
足にとって、成長過程にある時期はとても重要な時期となります。
この重要な時期に、足に負担をかけてしまう靴を履かせたくはないですよね。
そして、それが将来的に足の問題を抱える原因になってしまうこともあるのです。
そこで、今回から何回かに分けて、正しい靴の選び方から上履き(自分で調べた範囲ですが・・・)について書いていきたいと思います。
靴はもちろん、上履きを買うときの参考になればと思います。
ところで皆さんは、靴を買うときに何を選ぶ基準にしていますか?
おそらく「見た目」や「値段」で決める方が圧倒的だと思います。
ですが、「足に負担をかけない」この条件が一番重要です。
靴は、足を保護し、機能を高める働きを持つものでなければいけないのです。
ところが、「見た目」や「値段」を優先して、「足に負担をかけない」を犠牲にしている方を良く見かけます。
本当に靴が原因で足の病気や故障を引き起こしてしまうこともありますので、是非気を付けてください。
そこでまずは、上履きを買うときの基準にもなる、いわゆる良い靴の条件です。
ご自分の靴と照らし合わせてみてください。
自分の足のサイズに合った靴でなければなりません。
 一般的に大き目の靴を選ぶ傾向にあります。
 当オフィスでも足のサイズを計測器で測ってみると、
 実際より大きめの靴を選んでいる方が多いようです。
 靴のサイズが合っていないと・・・
 ・足が歩行のたびに前にずれてしまい、足底を繰り返し摩擦して、
  マメやウオノメなどを発生させやすくなります。
 ・つま先が常時圧迫を受けて爪の変形を引き起こしてしまいます。
 ・靴底にある「フレックスポイント(曲がる位置のことです)」と
  本人の母趾球(母趾の付け根)の位置が合わず、
  足底筋膜炎などの原因となってしまいます。
 ・靴が脱げないように歩いてしまうために、歩行のサイクルがおかしくなり、
  足、ひざ、股関節、腰などに負担をかけてしまいます。
足の趾(ゆび)が自由に動かせ、横にも広げられること。
 逆に締め付け状態だと、歩行のたびに苦痛が生じ、
 外反母趾などの原因を作ってしまいます。
 さらに、痛みを避けるためにおかしな歩き方になってしまうと、
 身体のほかの部分に負担をかけてしまいます。
靴を縦に折り曲げた時、母趾球の部分から第5趾(小指)
 の付け根に向かって6~8度の角度で折れ曲がること。
 適切な靴であれば、折れ曲がる部分と本人の足趾の動きが一致します。
 これが、合っていない靴が多いですね。
 硬すぎて曲がらなかったり、真ん中で曲がってしまったり・・・
靴の選び方1
靴を横にねじってみて、直角以上にねじれないこと。
 ねじり剛性が必要です。これが軟弱だと踵のゆがみをサポートできません。
靴の選び方2
と、まだまだ長くなってしまいそうなので、続きは明日とさせていただきます。
今日の①~④だけでも、当てはまらない靴を履いている方いらっしゃるのではないでしょうか??

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