お子さんの足

先週土曜に来院の5歳の男の子。
以前から、歩き方や動き方がおかしいのではとのことで相談を受けてました。
歩いてる時も左足だけ開いてしまったり、走ったり跳んだりもあまり得意でないようです。
実際に歩きを見ると、確かに左足だけやや開き気味のように見えます。
そして立った状態を見てみると、両足共に明らかに過剰回内しています。
過剰回内とは、分かりやすく言うと偏平足のような状態のことです。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
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小さな子供の場合、歩き始めはべったり偏平足の状態から始まります。
そして、成長に伴って回内の度合いが少なくなっていき、通常6-7歳でしっかりとアーチが
形成されていきます。
成長段階での話なので、もちろん個人差はありますが、この子の場合は5歳にしては
回内の度合いが大きいので、適切な靴の指導と回内の動きをコントロールする
子供用のインソール(既製品)のフィッティングをさせていただきました。
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実際にオーソティックを入れて歩かせると、お母さんでもわかるぐらい歩き方が変わります。
また、立った状態でも明らかに良い位置で立てるようになっています。
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もちろん、これで全て解決というわけには行きませんが、成長する過程で、適切に
足部の環境を整えていくことはとても重要になります。
成長に合わせてしっかりと見守っていきたいと思います。

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