適切な靴

元々は膝の痛みで来院されていた70代の女性。
膝関節や足部の骨の変形等もあり、関節が上手く連動して動いていません。
そんな時は、アトラスオーソゴナル以外のアプローチも補助的に使っていきます。
何をするにもアトラスの状態がしっかりと整っていることは重要だと思いますが、
アトラスさえ整っていれば、それで全てがOKという訳に行かない場合もあります。
そしてこの方の場合は、足の第4-5趾間にウオノメもあり、靴によっては
痛みも出るとのことでした。
そこで、機能的インソールによって足部のアライメントを整えることを
提案させていただきました。
そして、それに合わせて靴もアドバイスさせていただきました。
このような場合、痛いからということで幅広の緩い靴を履いていることが
多いのですが、この方もまさにそのような状態でした。
靴については過去の記事をご覧ください。
靴について①
靴について②
きっちりとサイズのあった適切な靴にSuperfeetのカスタムインソールをフィッティング。
20160926-4.jpg
今までと比べて変な緩さも無くなり、カチッとフィットしているのですが、
痛みも無いようで、さらには歩行の際の安定感も出ています。
インソールも大事ですが、靴も本当に大事ですね。
最近は、裸足感覚というのが流行りだったりもします。
もちろん足が本来持っている機能は本当に素晴らしいものです。
ヒトが本来持つ機能を発揮できていればそれが理想であることは間違いないのですが、
長年の負担などでアライメントが大きく崩れているケースではそうとは限りません。
そんなケースでは、身体のバランスを整えることはもちろんですが、足部が適切に動くように
適切な靴と機能的なインソールを提案することも選択肢の一つとなります。
これで、歩くことによる負担は大いに軽減するはずです。

関連記事

  1. 外反母趾①

  2. 歩くということ

  3. これが現状

  4. 硬い足と柔らかい足

  5. お子さんの足

  6. 靴の減り方