雨の日や天気が悪くなる前の頭痛でお悩みの方へ|アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックの可能性

「雨が降る前になると必ず頭が痛くなる」
「低気圧が近づくと頭痛で何もできない」
「梅雨の季節が本当につらい」

こんなふうに、自分の体が天気予報よりも正確に天気の変化を教えてくれるという方は、実は非常に多くいらっしゃいます。

日本の気候は四季がはっきりとしており、台風や梅雨、冬の低気圧など、気圧の変化が激しい場面が年間を通じて数多くあります。そのたびに頭痛に悩まされている方にとって、「天気が悪くなる=つらい日になる」という恐怖感は、生活の質を大きく下げるものです。

鎮痛薬を飲んでしのいでいるけれど、根本的に何とかならないのか——そんな思いでこの記事にたどり着いた方へ、私が専門とする「アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティック」が、気圧変化による頭痛に対してどのような可能性を持つのか、海外の研究・論文も交えながら詳しく解説していきます。





 

◆ 雨の日や天気が悪くなる前の頭痛とは?

気圧の変化によって引き起こされる頭痛は、「気象病」「天気痛」とも呼ばれ、日本国内でも近年注目が高まっています。

症状の特徴としては、

  • 雨が降る前、または低気圧が近づいたタイミングで頭痛が始まる
  • ズキズキ・ドクドクと脈打つような拍動性の痛み
  • 頭の片側、あるいは両側が重くなる感覚
  • めまいや耳鳴り、吐き気を伴うことがある
  • 痛みが数時間から数日続く
  • 薬を飲んでも効きが悪い、または翌日もぼんやりする

といったものが多く挙げられます。

これらの症状は、片頭痛(偏頭痛)や緊張型頭痛と重なる部分も多く、「天気のせいだから仕方ない」と諦めてしまっている方も少なくありません。しかし、体の状態を整えることで、気圧の変化への「感受性(感じやすさ)」が下がり、頭痛の頻度や強さが軽減できる可能性があります。





◆ なぜ気圧の変化で頭痛が起きるのか?——そのメカニズム

気圧変化と頭痛の関係については、国内外でさまざまな研究が行われています。

■ 主要な日本の研究

日本の勝木医師らが2023年にスマートフォンアプリを用いて大規模データを分析した研究では、低気圧と頭痛発生件数の増加に明確な関連が示されました。また、栃木県内の気象台データと頭痛日記を1年間記録した研究では、頭痛発生日の翌日に5hPa以上気圧が下がっていると偏頭痛の頻度が増加することが報告されています。台風接近時に偏頭痛患者の75%が頭痛を訴えたというデータもあり、日本の気候において、気圧変化が頭痛のトリガーになることは多くの研究で示唆されています。

■ 三叉神経・脳幹への影響

気圧変化が頭痛を引き起こすメカニズムとして、現在最も注目されているのが三叉神経(さんさしんけい)と脳幹(のうかん)への影響です。

ドイツのメスリンガー博士らが気候チャンバーを用いてラットで行った実験では、急激な気圧低下により脳幹の三叉神経核(さんさしんけいかく)の神経細胞の活動が有意に増加することが確認されました。この三叉神経核は、顔・頭部・硬膜への痛み信号を受け取り、頭痛発生に深く関わる部位です。

また、気圧変化は内耳の気圧センサーを刺激し、そこから自律神経を介して脳幹の前庭神経核(ぜんていしんけいかく)(めまい・バランスに関わる部位)にも影響を与えることが示されています。前庭神経核は延髄(脳幹の下部)に位置しており、首の一番上の骨(アトラス)と非常に近い位置にあります。

さらに、気圧の低下により脳血管の収縮・拡張が起こり、血小板からのセロトニン放出→再吸収というサイクルが偏頭痛のアウラや発作を誘発するという経路も提唱されています。

この「気圧→内耳・三叉神経→脳幹→頭痛」というメカニズムは、首の最上部の骨「アトラス(第1頚椎)」が関与している可能性を示しています。





◆ 「アトラス(第1頚椎)」と気圧頭痛の深い関係

1. 脳幹と三叉神経核のすぐ隣にあるアトラス

頭を支える首の一番上の骨、アトラス(第1頚椎)は、脳幹のすぐ隣に位置しています。脳幹は生命維持に不可欠な機能の中枢であり、三叉神経核・前庭神経核・自律神経の調節センターなど、気圧頭痛に関わる多くの部位がここに存在します。

アトラス(第1頚椎)がわずかにズレたり歪んでいたりすると、その周囲の環境に悪影響が生じ、

  • 脳幹や三叉神経核・前庭神経核への圧迫・刺激
  • 自律神経系(交感神経・副交感神経)のバランスの乱れ
  • 脳脊髄液(CSF)の流れの阻害

などが起こりやすくなります。つまり、アトラスがズレている状態では、気圧変化に対する神経系の「感受性」が高まり、普通の人ならなんともない気圧の変化でも頭痛が引き起こされやすい状態が作られてしまうのです。

2. 椎骨動脈と脳幹への血流

アトラスの周囲には椎骨動脈(ついこつどうみゃく)という太い血管が走っており、この動脈が脳幹・小脳への血液の多くを供給しています。アトラスがズレていると、この椎骨動脈が圧迫されたり、緊張で血流が低下したりする可能性があります。

脳幹への血流が十分でない状態では、自律神経の調節機能が低下し、外部からの刺激(気圧の変化など)に対してより過敏に反応してしまうことが考えられます。


「神経局在診断」より


エストロゲン変動

3. 自律神経のバランスと気圧感受性

気圧変化による頭痛は、自律神経の乱れと深く関わっています。交感神経が過剰に興奮した状態では、わずかな気圧低下でも脳血管の収縮・拡張が起こりやすく、三叉神経への刺激が増幅されます。

頚椎の調整——特に脳幹に最も近い上部頚椎(アトラス)の調整——によって、自律神経のバランスが改善するという研究報告が複数あります。脊柱の頚椎部分を調整すると、副交感神経が優位になり(血圧の低下・心拍数の安定)、自律神経バランスの回復が認められたという報告もあります。





◆ アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックとは?

北川カイロプラクティックが提供するアトラス・オーソゴナル・カイロプラクティック(Atlas Orthogonal Chiropractic: AO)は、首の骨、特に頭を支える一番上の骨であるアトラス(第1頚椎)の調整に特化した、非常に繊細で精密なカイロプラクティックのアプローチ法です。
この施術法は、アトラス(第1頚椎)のわずかなズレを特殊な器具と技術で調整することで、体全体のバランスを整え、脳と身体をつなぐ神経の通り道の環境を最適化します。施術は痛みなどもなく、とてもやさしい力で行われます。

アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックを行なうためには、正確なアトラスの位置を細かく把握し、その人に固有のズレを特定するために、専用に撮影されたレントゲン(CT)写真が必要になります。ここ日本では、医師しか撮影することのできないレントゲン(CT)写真ですが、当オフィスでは、同じ愛知県一宮市にある提携医療機関にて協力をいただき、初回の施術前に必ず撮影をさせていただいております。これにより、安全かつ最大限の効果を発揮する施術計画を立てることが可能になります。

詳しくは当HPのカイロプラクティックのページをご覧ください。




◆ 【最重要】レントゲンによる画像の確認が必要な理由

アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックでは、安全かつ効果的な施術を行うために、レントゲン(CT)撮影が必要となります。
  • 正確な骨の位置把握: アトラスの微細なズレは、肉眼や触診だけでは正確に判別することができません。人それぞれ異なるアトラスのズレを細かく把握するには、精密な画像情報が不可欠となります。
  • オーダーメイドの施術計画: レントゲン(CT)分析によって、患者様個々の状態に合わせた、最適な調整の方向や角度を導き出します。これにより、的確なアプローチが可能となり、身体への負担を最小限に抑えながら最大の効果を目指します。
  • 安全性の確保: レントゲン(CT)写真を事前に確認することは、正確な調整の方向や角度を導き出すだけでなく、奇形などの確認なども含めて、施術の安全性を高める上で極めて重要な要素となります。

当オフィスで依頼しているCT画像の一例





◆ 海外の論文・研究から見る可能性

1. アトラス調整と偏頭痛の改善に関する研究

米国の研究者であるドラパー博士らが行った観察パイロット研究では、神経科医に偏頭痛と診断された11名を対象に、NUCCA(上部頚椎カイロプラクティック)によるアトラス調整を8週間実施しました。その結果、頭痛日数の減少と偏頭痛に関連した生活の質の有意な改善が認められ、24週後のフォローアップでも痛みの改善が継続していたことが報告されています。

2. カイロプラクティックと偏頭痛の系統的レビュー

2025年のScienceDirectに掲載された系統的レビューでは、カイロプラクティックの脊柱手技療法が片頭痛・頚源性頭痛・緊張型頭痛に対して有効性を示す根拠があると結論付けられています。

3. アトラス調整と自律神経への影響

頚椎(特に上部頚椎)を調整すると副交感神経応答が生じ、血圧の低下・心拍数の安定が認められたという研究があります。これは、アトラスの調整が自律神経系に直接的な影響を与え、気圧変化への「過剰反応」を抑制する可能性を示唆しています。

また、アトラスの調整後に椎骨動脈の血流量が改善したという臨床報告も複数あり、脳幹環境の正常化を通じて、頭痛の根本的な感受性を下げる可能性が考えられます。

4. 気圧変化と脳幹・三叉神経の関係

前述のメスリンガー博士らの研究は、気圧低下が三叉神経核での神経活動を高めることを示しており、このことは「脳幹周辺の環境を整えること=気圧頭痛の感受性を下げること」につながる可能性を示しています。アトラスの調整により脳幹周辺の機械的・血流的な環境を改善することは、この観点からも理にかなったアプローチだと考えられます。





◆ 実際の症例

症例1(40代女性)

学生のころから天気が悪くなるたびに頭痛に悩まされてきた方。社会人になってからは仕事のパフォーマンスへの影響が大きく、雨の予報が出るたびに憂うつになっていたとのこと。内科・神経内科を受診し「偏頭痛」と診断され、トリプタン系の頭痛薬を処方されていたが、「飲めば一時しのぎにはなるが、根本的に何とかしたい」と来院されました。

数回の施術後から「気圧が下がる前の予兆(肩こり・首のこわばり)が以前ほど強くなくなった」とのコメント。約2ヶ月後の来院時には「先月の梅雨の時期、去年より頭痛の回数が明らかに少なかった。薬を飲む回数も半分以下になった」と報告。その後も継続的なケアを続け、現在は天気が悪い日でも軽い違和感程度で頭痛になることはほとんどなくなっています。

症例2(30代男性)

天気が悪くなる時や、特に台風のたびに激しい頭痛・吐き気・めまいに悩まされていた方。「具合が悪くなると何もできない」とのこと。内科では「異常なし」と言われ薬を出されるが、根本的な対処法がわからないまま数年間過ごしてきた。

2〜3回の施術後、「先日の大雨の日、頭痛がいつもより楽で、めまいも軽かった」と報告。その後の経過も良く、「台風が来ても普通に仕事ができるようになっている」とのことで、自覚症状はかなり軽減しており、その後も定期的なチェックで来院されています。

症例3(50代女性)

雨の日だけでなく、毎年梅雨の時期になると頭痛・倦怠感・気分の落ち込みがひどくなり薬が手放せないという方。鎮痛剤を飲み続けていたが胃への負担が気になり、薬以外の方法を求めて来院されました。

初回施術後からよく眠れるようになり、頭痛の出方も徐々に軽減。梅雨の時期を2シーズン経て「今は梅雨でも普通に生活できています。薬を使うのもよっぽどのケースで、あんなに大変だったのが嘘みたい」とのことで、現在も計測的にチェックを行っております。





◆ よくあるご質問 Q&A

Q1: 「天気のせい」だから体の治療をしても意味がないのでは?

確かに気圧そのものを変えることはできません。しかし、気圧変化で頭痛が起きるかどうかは、あなたの体が気圧変化に対してどれだけ「過敏」になっているかによって変わります。アトラスのズレにより脳幹・自律神経・三叉神経の環境が乱れていると、その過敏さが増幅されます。アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックで体内環境を整えることで、同じ気圧変化でも頭痛が起きにくい体に近づける可能性があります。

Q2: 病院で「偏頭痛」と診断されています。カイロプラクティックと並行してもいいですか?

はい、大丈夫です。アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックは、神経・血流の環境を整えることを目的としており、医療機関での治療と組み合わせて行うことが可能です。お薬を飲みながら並行してケアを受けていただいている方も多くいらっしゃいます。

Q3: 施術は痛いですか?

当オフィスでの施術はほとんど痛みを伴いません。特殊な器具を用いた非常に穏やかなアプローチですので、小さなお子様やご高齢の方、普段から痛みに敏感な方でも安心して受けていただけます。

Q4: 何回くらい施術を受ければ変化を感じられますか?

個人差がありますが、早い方では1〜2回の施術後から変化を感じられることがあります。体の状態や症状の経過によって異なるため、定期的なチェックをしながら一緒に経過を確認していきます。

Q5: 頭痛薬を飲むのをやめなければいけませんか?

施術を始めるにあたって、お薬の服用を止めていただく必要はありません。体の状態が整ってくるにつれ、自然に薬を使う頻度が減ってくる方が多いですが、薬を含めた医療機関とのやり取りはご自身でご判断ください。

Q6: 保険は使えますか?

現在、日本ではカイロプラクティックに保険は適用されませんので、すべて実費治療となります。





◆ あきらめないでください

「天気が変わると頭が痛くなる体質」——それは決してあなたの「弱さ」ではありません。体の中に、気圧変化への感受性を高める「物理的な原因」が潜んでいる可能性があります。

アトラス(第1頚椎)のわずかなズレが、脳幹・三叉神経・自律神経の環境を乱し、気圧変化への過剰反応を生み出しているとすれば、その根本を整えることは大きな意味を持ちます。

北川カイロプラクティックでは、精密なレントゲン(CT)分析に基づき、あなたの体の状態を丁寧に確認した上で、オーダーメイドの施術計画を立てます。「雨の日も晴れの日も、天気に左右されない体」を目指して、一緒に取り組んでいきましょう。

お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。





【引用・参考資料など】

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    1. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2686395/
    1. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4689902/
    1. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1876382025000289



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