歩くということ

昨日、一昨日とセミナーへ行ってまいりました。
アメリカの足病医学理論を基にした、下肢のバイオメカニクスセミナーです。
再受講ということで、内容的には復習のはずでしたが、忘れていたこともあり、
新しい情報もありで、非常に充実した2日間でした。
そこで改めて実感したのが、歩くということの仕組みの素晴らしさ。
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衝撃を吸収する仕組み、硬いテコとなって地面を蹴りだしていく仕組み、
その切り替わる機構も含めて、全てが本当に良くできています。
考えたところで、そうそう作れる仕組みではないですね。
分かりやすく説明すると、、、
踵が着地した瞬間に、足部の骨の結束が緩み、着地の衝撃を和らげると同時に、
地面の凸凹に適応します。そして、足に身体の重さが乗った直後には、今度は
足部の骨の結束が硬くなり、身体を安定させ、効率よく前に進むことができます。
この自然な一連の動きが本当にうまくできているんです。
人類が進化の過程で獲得した素晴らしい機能ですね。
ただ、この仕組みがうまく機能していない人が非常に多いということも事実です。
約80%の人が、硬い足が作れない足になっているとも言われています。
この元々持ち備えているはずの機能を取り戻すためには、機能的足底板が非常に
有効になることは間違いないのですが、それ以前にどの部分がどのように
機能していないのか、などをしっかりと見極めることも必要になります。
人の様々な動きの基本は、まず歩くことにあります。
歩行では無いですが、硬い足と柔らかい足について足部の関節が
どのように動いているかを示した動画です。

わかりやすいですねぇ。
かのレオナルド・ダ・ヴィンチが、人の足について
「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である」 と述べているのもよく分かりますね。
そんな最高傑作である足について、また今後も書いていきたいと思います。
続く

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