昨日の記事からの続きになります。
まずは回内という動きについてです。
足部における回内(プロネーション)という言葉は、専門的には距骨下関節
(踵の骨の上にある関節)の3平面の運動と位置を示す用語になりますが、
ここではざっくりと足部全体の動きとして話を進めていきたいと思います。
歩行時に踵(かかと)が着地する時に、足は回内という動作を行い、足部の骨の
結束を緩めることで、その衝撃を吸収します。
またその回内の動きに伴いスネやフトモモは内旋方向へ動きます。
この回内という動きは、衝撃を吸収するために必ず必要な動きなのですが、
この動きが過剰になってしまうと、着地後にやってくるはずの硬い足を作る
回外という動きができなくなってしまいます。
この状態を過剰回内(オーバープロネーション)といいます。
過剰回内(オーバープロネーション)になった足は、踵の周りの骨や関節が動き過ぎ、
適切なタイミングで「柔らかい足」から「硬い足」へ切り替わることができない
状態となります。
一般的に言う、「偏平足」という状態がその代表的な例となります。
(過剰回内だからといって、全てのケースで偏平足になるとは限りませんが)
過剰回内は、足や下半身に起こる問題はもちろん、身体全体の機能にも
大きく関わってきます。
(臨床足装具学より)
過剰回内の問題は、足部だけの問題ではなく、全体の問題でもあるのです。
カイロプラクティック的に身体を観るときに、背骨だけでなく、足部の状態を観ることは
とても重要な要素となります。
続く
過剰回内とは
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